9月24日、サウジ側は西部へ飛来した弾道ミサイル6発を迎撃。フーシ派はその後、ヤンブーのサウジアラムコ施設を攻撃したと表明しました。ヤンブーはホルムズ海峡を避ける東西パイプラインの出口です。つまり現在は、ホルムズ側だけでなく「迂回路の出口」まで攻撃リスクにさらされていることになります。
一方、ホルムズはやや通航回復、それでも正常化には程遠い状況です。 24日に報じられた船舶データでは、23日の商品船通航は10隻と、前日の7隻から増えました。しかし10日移動平均を下回り、戦争前の水準とは大きな隔たりがあります。先日はLPGタンカーも被弾しており、「10隻に戻った=安全になった」とは評価できません。
また、国連総会において約80カ国が共同でホルムズ海峡の早急な再開を要求し、イランとフーシ派による攻撃や国際貿易・エネルギー安全保障への妨害を非難しました。外交圧力は一段強まりましたが、これは「再開決定」ではありません。イランは米国が軍事圧力を弱め港湾封鎖を解除すれば、1週間以内に再開可能との条件を示しており、実際の船舶通航量で確認する必要があります。
