Xを始めたきっかけは、LPGの認知度向上だった。しかし、中東危機が勃発したおり、あらためて統計を整理して気が付いたのが、国内精製では足りずに輸入に多くを依存しているものがLPガス以外にあったということ-それがナフサであった。
しかも、需要の6割を占める輸入先の74%が中東、この時、瞬時に脳裏をかすめたのが「これは詰んでしまう」-供給が需要を全く満たせず、少なからず製造業に影響を与えるだろうと。そして、Xの官邸にポストしたことがきっかけで、TBSから声を掛けて頂き、「報道特集」への出演となった。
この放送の翌日、官邸から「事実誤認」「ナフサは4ヵ月分、確保してある」との投稿がなされ、直後から番組と私へ少なからぬ誹謗中傷が浴びせられた。しかし、放送から一週間後、TOTOの新規受注停止を始めとし、ナフサ由来製品の大幅値上げ、出荷停止、納入遅延、販売中止、欠品、工事中断などの報道が毎日のようになされるようになり、ナフサ不足が顕在化していくことになった-。
TBS「報道特集」
4月1日に電話で取材を受け、翌2日にTBSを訪問、収録の運びとなった。4月4日の放映翌日に官邸から「昨日の一部報道番組で、ナフサの供給について、「日本は6月には供給が確保できなくなる」との指摘がありました」「ナフサは少なくとも国内需要の4ヵ月分を確保しています」「したがって、当該報道にある「日本は6月には供給が確保できなくなる」と言う指摘は事実誤認であり、そのようなことはありません」-この日を境に、TBSと私に「デマを流した」といった誹謗中傷が流れ込んでくるように。しかしそれから一週間後、TOTOの出荷停止を皮切りに、ナフサ由来製品の納入延期、出荷停止、大幅値上げ等のニュースが連日流れるようになり、ナフサ不足が顕在化するにつれ、世間の風向きが大きく変わることになった。なお、「6月に詰む」は番組でも「需要と供給のバランスが大きく崩れ、一部産業に重大な影響を及ぼすことになる」と説明しており、官邸の「供給が確保できなくなる」という表現自体がそもそも事実誤認であった。
報道ライブ インサイドOUT


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