米国プロパン輸出、246.9万→166.9万b/dへ急減
EIAの最新週次確報を確認すると、9月25日週の米国プロパン輸出は166.9万b/dでした。直近は、
9/4 196.0万b/d
→ 9/11 221.3万b/d
→ 9/18 246.9万b/d
→ 9/25 166.9万b/d
わずか1週間で▲80万b/d、▲32.4%。かなり大きな落ち込みです。これによって米国在庫も、
9/18 1億 787万bbl
→ 9/25 1億964.7万bbl
と+177.7万bbl反発しました。構造的な輸出拡大自体は変わりません。EIAも上期輸出が前年比11%増で、4月には210万b/dの過去最高を記録したとしています。ただ、短期的には米国輸出の一服→在庫積み増しは、日本が米国産LPGを調達するうえでは好材料です。
それでも米国→日本VLGC運賃は330ドル/t-下がらない
こちらがむしろ厄介です。
Houston→日本の最新44kt LPG運賃評価は、10月1日時点で330ドル/t。9月平均299.31ドル/tを10.3%上回っています。9月1日の265ドルから見ると約25%上昇しました。
さらにClarksonsベースではHouston→千葉のVLGC収益が9月25日に約19.2万ドル/日。1年物のVLGC定期用船料も約11万ドル/日まで上昇し、8月平均比+61%、2025年平均の2倍以上です。
原因の一つがパナマ運河です。通航制約の中、優先通航枠を確保するための費用が530万ドルに達した事例も報告されています。
つまり、米国輸出 ↓→ 在庫 ↑→ 本来ならMB・CIF ↓
なのですが、VLGC=330ドル/tが邪魔をしています。
価格方向:VLGC ↑↑/CIF ↑↑/MBには直接影響なし。
