9月末からホルムズ海峡の船舶攻撃が急増しています。報道では9月28日以降、少なくとも7隻が攻撃され、10月4日にも新たなタンカーが被弾しました。直近では、ホルムズを出航中のタンカーが飛翔体を受け、機関室を損傷。乗組員は無事で流出も確認されていません。
イラン側メディアは、革命防衛隊が「航行規則に違反した」とするタンカーを連日攻撃していると報じています。攻撃された船にはクウェート、UAE関係船などが含まれます。「ホルムズ物流が徐々に正常化する」というシナリオに、明確な逆風です。
一時は中東原油輸出が戦前近くまで回復しました。しかし、その回復局面で船舶攻撃が再開しました。ホルムズ往復のタンカー輸送費は3,000万~4,000万ドル規模に達しているとの報道もあります。
LPガスでは、攻撃再増加 → 船主のリスク評価悪化 → VLGCのホルムズ回避 → 戦争保険上昇 → VLGCフレート上昇 → 日本着CIF上昇という経路が再び強くなります。
昨日まで「LNG船が戻り始めたのでVLGCも続くか」を見ていましたが、その期待はいったん後退したと見るべきです。
