European Maritime Financeの最新分析によると、原油輸出はほぼ回復したものの、LPG輸出は紛争前の約3割にとどまっています。アジアの買い手は米国産LPGへの依存を続けており、長距離輸送がVLGCの船腹を拘束しています。
VLGCの1年定期傭船料は、9月平均約8.8万ドル(1,376万円)/日から10月下旬には約10.8万ドル(1,701万円)/日へ上昇。2025年平均の約4.15万ドル(621万円)/日を大幅に上回っています。
また、新造船発注が急増し、VLGC・大型アンモニア船の受注残は既存船隊の約40%に相当します。ただし、受注船腹の約3分の2は2028年以降の引き渡し予定です。
日本への影響:大。 中東産LPGの供給回復が遅れるほど、米国産の長距離輸送への依存が続きます。冬季の調達費用を考えるうえで重要な材料です。
価格方向: CP=供給面で上昇圧力/MB=アジア向け需要による下支え/VLGC=高止まり/日本CIF=上昇圧力。
※なお、10.8万ドル/日は1年定期傭船料であり、BLPG1・BLPG3のドル/t建てスポット運賃とは異なります。
