LPG事業者支援PJ VOL.28
2026年3月号【2026.3.24配信】
-事業者の皆様に私(境野)ができること-
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お世話になります、コネクトエネルギーの境野です。
※本メールは、私が今までお会いしましたガス事業者様を中心にお送りしております。
中東情勢がトランプ大統領の二転三転する発言によって振り回されている感があり、原油も株式も市場が乱高下しています。
アメリカやイスラエルの発信するものとイランのそれとが全く食い違っており、現代情報戦の中、ファクトのみを見極める必要性を強く感じているところです。
今回は、かつてないオイルショックを引き起こした中東での紛争が継続した場合、LPガスにどういう方向性が見出せるかを考えてみました。
皆さまからも是非ご意見を頂ければと思います。
境野
コネクトエネルギー – LPG事業者を支援するコンサルタント会社
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※不要な方、加えたい人がいる方はその旨、ご返信ください。対応いたします!
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VOL.28コンテンツ
▶️中東紛争によって考えねばならないこと
▶️取引適正化アドバイザリーグループの進捗について
▶️Xにおける公式アカウントの開設
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▶️中東紛争によって考えねばならないこと
自分自身、長らく石油会社におりまして、今回の件は「現状の危機は、二度の石油危機と一度のガス暴落が全て合わさったようなもの」というIEA(国際エネルギー機関)のビロル事務局長のコメントが最も腑に落ちます。
日本に限って言えば、国内一次エネルギーの35%が石油で最大のエネルギー源であり、原油の95%までを中東に依存しているわけです。さらに、「石油やガスだけでなく、世界経済の動脈である石油化学製品・肥料・硫黄・ヘリウムも取引が中断して、世界経済に深刻な影響を及ぼすでしょう」と同氏。
経済への深刻な影響はこれからと思われますが、原油供給が途絶え、備蓄を放出しているという緊急時、まずやらねばならないのは、需要サイドの抑制、すなわち「省エネ」「節約」だと思います。国際資源価格の上昇に抗ってまで税金を投入し、補助金で価格をキープするというのは、価格形成メカニズムを歪め、かつ一度始めたら止め辛く青天井となり、必ず限界が来ます。
(※200円/ℓを170円/ℓに抑えるために30円/ℓを投入、年間のガソリン消費量が5,000KLとして、年間1.5兆円。これがもし300円/ℓになると6.5兆円)
まずはエネルギーの使用を控えるのが、民間で一人一人ができる貢献だと思います。幸いにしてこれから暖かくなり、灯油とガスは不需要期に入ることが不幸中の幸いです。
そして、上流では中東からの依存度を低減すべく、アラスカ含めた多様な調達ルートを確立することが重要ではありますが、一方で原油そのものへの依存も減らしていく必要があるのではないでしょうか。
特に、移動用燃料として短期的なガソリン代替候補には電気すなわちEV、中期的な候補にはLPGを挙げたいと思います。
但しEVの推進には、原発の再稼働を伴う必要があります。現在、発電用燃料の7割弱がLNGと石炭ですから、特にLNGは中東影響でスポット価格高騰の可能性が高い。
従って原発稼働のもとEV、特に小型EVは有効だと思います。小型で100万円程度ですので、仮に半分の50万円を補助して上記の1.5兆円を充てると300万台まで出せます。
日本の年間新車販売台数が約400万台ですから、1年分の新車の7割をカバーできる規模になります。極論ですが、ガソリン供給が途絶えた場合、選択肢としては十分あり得ます。
さらに、長距離移動用、もしくはEVの弱い寒冷地では、LPGが有効だと考えます。
何と言ってもここ十数年のシェールガス革命とパナマ運河の拡張によって、中東からの輸入比率は5%にまで低減し、今や国内LPGのほとんどがアメリカ産。
第7次エネルギー基本計画でも、地政学リスクの少なさが謳われたLPGこそが、代替エネルギーの主役になり得るのではないでしょうか。
日本ではほぼタクシー用途、自動車メーカーの方向性がハイブリッドとEVのため、国内オートガス需要は減少の一途を辿っています。
しかし、リスク分散の観点からも大いにスポットライトを浴びていいのではないでしょうか。トルコなどは全自動車の4割がLPG車であり、ガソリン代替車として重宝されています。
今回の中東問題を契機とし、「喉元過ぎれば」とならぬよう、供給・需要の分散を真剣に考えていくべきだと思います。
▶️取引適正化アドバイザリーグループの進捗について
開始以来ほぼ毎週、流通政策室と委員にて議論を重ねてきました。内容については言及できませんが、メンバー全員が同じ方向を向いて意義のある議論を重ねてきた結果、良いものを次回のワーキングで提示できそうだということは、この場にてお伝えさせて頂きたいと思います。
ただ、まとめに入ろうとした途端に中東問題が勃発、エネルギーの安定供給をミッションとして担う流通政策室、特に甲元室長はそちらに掛かりきりにならざるを得ず、ワーキングの開催は現時点で未定の状況です。
国難とも言える状況に直面し、室長は帰宅もせず一睡もされてない日もあるやに聞き及んでおり、まずは無理をなさらずにとお伝えしたところもありまして、LPG事業者様にも現況をご理解頂きたく、宜しくお願い申し上げる次第です。
▶️Xにおける公式アカウントの開設
X(旧Twitter)での発信を始めました。
一番大きな理由は、私自身の以前からの問題意識、「LPガスのことが料金含めてほとんど知られていない」「業界全体として世間への発信力が弱い」ことに端を発しています。
ならば、まず自分でやってみよう!ということで、新聞連載や対談やメルマガだけでなく、タイムリーな発信手段としてXを使おうと思い立った次第です。
Xの中においてLPガスの話題がほとんどないため、正しい知識、理解を広めていく一助になれば幸いです。
今々は中東問題の最中であり、話題はエネルギー全般に触れておりますが、LPガスの制度、料金、商慣行、様々な話題にタイムリーに、定期的に触れていきたいと思います。
また、ワーキング開催の隙間を縫う形で、行政サイドからの情報も(詳細は書けないため)示唆レベルではありますが共有できればと思っております。
アカウントをお持ちの方は是非フォローしてください、宜しくお願い致します。
以 上

