
歩くことが大事なのは分かっておりました。なので毎朝、起きたら近くのジムに行き、40分は必ず歩くようにしています。朝に体を動かすのは気持ちいいですし、一日が快適に過ごせますから。
なので、この本を手に取ったんですよ。確証を得る意味でも。

あのスティーブ・ジョブスは「散歩魔」だったらしいです。とにかく歩くことでいいアイデアがたくさん出た。マーク・ザッカーバーグも歩きながら会議をするのが常で、本社屋の屋上に広大なウォーキングトレイルを作ってしまったとのこと。グーグルマップで「MPK21」で検索すると出てくるというので・・。

屋上に作ってしまったところが凄いですね!東京ドーム軽く一個分らしいです。アメリカは車社会ですし、屋上に作ったのは正解だったかも。メタ社の社員もよく歩いているそうですよ。
歩くのが健康にいい、というスタンスよりかは、歩かないと“ひらめき”が出てこないんだ、と。かのベートーヴェンも、午後の散策は創作の時間だと言っておられたようで。確かに、私もプレゼンのアイデアや連載のネタは、思い返すに、歩きながら出てくるのが圧倒的に多い、いやほんとに。座っててもなかなか出てこんのですよ。
で、この本の中に驚いたデータがありまして、イリノイ大学とピッツバーグ大学を中心とした研究チームが、高齢者を対象に1年間の運動介入実験を行ったところ、週に3回ウォーキングした人たちと、ストレッチをした人たち、
ウォーキングの方が脳の海馬の体積が2%も増加、
ストレッチの方は1.4%減少していたそうです。歳を取れば物忘れも増える、それは海馬の体積が自然と減っていくからで、歩くことによって逆に増えた、と(驚)。これ、驚異的じゃないですか?
身近な知り合いの方で凄い方が居られてですね、御年80を超える、あるガス会社の会長さんなんですが、毎朝走ったり歩いたりしてるんです、およそ5キロ。矍鑠(かくしゃく)とされてますよ、背筋もピンとしててですね。やはり「健康寿命」を延ばしたいと思いますので、見習いたいですよ、この姿勢。
都道府県別に見ると、一番歩いてるのは東京の人だそうです。公共交通機関が発達してますから、電車か歩き、バスか歩き、みたいな感じ。逆に地方は車社会ですから、本当に歩かないと、契約先の取締役の方も仰ってました。
ですから、歩くのは健康にいいというより、歩かないと頭が働かず、長生きも出来ませんよ、と。歩く習慣がなかった人は、今からでも初めて欲しいです。健康寿命を延ばすためにも、若いうちから習慣づけていきましょう。
※まだ半分も読んでませんので、ここにまた続きを加えたいと思います。