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みなさん、こんにちは😄境野です。※本メールは、私が今までお会いしました、主にガス事業者様にお送りしております。
毎月1日発行と言いながら、だんだん不定期になってきました😆新鮮な情報をお送りするよう心がけますのでご容赦下さい。
さて、4月から独立して本格的にコンサルタント活動を行うべく、3月4日に登記申請し、新たに会社を立ち上げました。
その名も

ロゴと社名には、「人と人、事業と事業を繋ぎながら、良いところを共有し吸収して、共に成長していこう、地域の優良会社になっていこう」という想いを込めています。
需要減少下、そして改正省令施行-この激動の時代の中で、新たな未来を創っていくべく、私の好きなLPG事業者様を全力で支援させて頂くことを、主な生業にして参ります。
皆様、どうぞ引き続き宜しくお願い申し上げます。
※本格稼働開始の4月にあらためて新会社の業務内容の紹介をさせて頂きます。
また、エレトク社とは4月から顧問契約に切り替えたうえで、引き続き展開に努めて参ります。
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※不要な方、加えたい人がいる方はその旨、ご返信ください。対応いたします!
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今月のコンテンツ
🟦LPガスコーナー
🔴設備料金、戸建てと集合
🔵【会員限定コンテンツ】
🔑設備料金の在り方について~これはアウトかセーフか
🔑紹介料「55,000円/件」-提案社の決定的な矛盾
🟦雑感コーナー
🔴橘川先生との対談~その3
📖今月の書籍
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🔴設備料金、戸建てと集合
戸建ては貸付配管をやっている限り、当たり前ですが、設備料金を外出しする必要があります。皆さんのお話を聞く限り、関東ではあるレンジが大勢を占めるようになってきました。完全加重平均の定額償却であったり、あるいは設備投資金額を軸に償却年数で割り返していくやり方など、在りようは各社各様です。大事なポイントは、「客観的に合理的な説明が出来ること」ですから、第三者が納得しうる説明が出来れば問題ありません。
一方、集合は某ハウスメーカーのアンケートによれば、6~7割のガス事業者が設備料金を「ゼロ」と回答しているとのこと。問題は「ゼロ」の内容ですが、国の今回の立て付けは、「無償貸与があるにも関わらず設備料金をゼロとした場合、基本料金や従量料金にまぶしているものと捉える」「まぶしていないのであれば、それを客観的に証明できるようにしておくこと」となっています。
この「まぶしていないと言える客観的な証拠」は、「有償契約に切り替えた、その契約書」以外に無いのではないか、と思っています。「無償貸与はあるけど、基本料金をこんなに下げたんだから」では、通用しません。自社で被ったとて、赤字金額が大きければ、過大な営業行為の規律に抵触しかねません。
以前、日置さんとやり取りしていた折、「ギチギチやれば、資産管理台帳であったり財務諸表などの書類でもって、料金の考え方を詳しく聞くしかないのかなとも思います」との言葉通り、特に影響力の大きい大手に対しては、「無償貸与ありで設備料金ゼロ」のところは、厳しく内容を精査して頂きたいところです。
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🔵【会員限定コンテンツ】
※本コンテンツは、現時点で私と顧問契約を締結頂いている会社の社員の方々、一部有識者とマスコミの方々限定とさせて頂きます。
この後、対象の方々に【限定コンテンツ】のみを配信致します。
🔑設備料金の在り方について~これはアウトかセーフか
★日置さんにも監修頂き、「わかりやすい図」との評価を頂いております。
🔑紹介料「55,000円/件」-提案社の決定的な矛盾
★いわゆる「言っていることと、やっていること」が一致していない決定的な証左
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🔴橘川先生との対談~その3

自己適合宣言については、第8回(2024.1.29)のWGで、橘川先生が「取組宣言のフォーマットを業界団体に任せるという話があったが、11月末にはそういう方向性が出ているわけだから、なぜ今もって誰も作っていないのか」「大手の動きを待つという考え方はおかしい。言っていることが正しいと認めるなら、なぜもう始めていないのか」
-この先生の一言で、全L協が見本を作り、去年の4月1日から雪崩を打ったように宣言を出す会社が出始め、現在に至っています。対談でも意見が一致しましたが、まずもって宣言については、「出せばいい」というものではない。中には「これで宣言と言えるのか」というものも少なからずある。
だからこそ、先生は「5段階評価すべき」と仰っており、私は「特に大手は宣言と行動計画をセットで出し、日常の行動とそれが合致していれば、優良事業者として認定してもいいのでは」と言わせて頂きました。正直者が馬鹿を見ないために、血を流しても是正活動を正しく貫いた事業者は、経産省が優良事業者として認定する、そういう制度を作るべきです。
ただ、この認定については、直接ある場で日置さんにお願いしましたが、「それを逆手にとって悪用される虞があり、慎重にならざるを得ない」とのことで、「民間にお願いしたい」という意見でした。確かに、認定しておきながら改正省令違反をやられてしまったら、国の威信が揺らぎかねない。
ならば、このあたりは先生の言われるように「業界紙が担ってもいい」かもしれず、あるいは国が外部事業者に委託するというのも手かもしれません。いずれにしても、宣言については出した以上は責任を持ち、行動に反映させて、消費者に信頼されるよう繋げていって頂きたいと願うところです。
📖今月の書籍

『安売りしない会社はどこで努力しているか?』-これ、15年前に買った本なんですが、中味が色褪せないんですよ。
・「接するスタッフが気持ち良かったから」・・これが、ある調査でわかった、人がモノやサービスをリピートする理由です。
・安売りしない会社は、例外なく「スタッフ力の強化」に多大なエネルギーと時間を費やしています。
・小さな会社は、大きな会社よりもスタッフの数が少ないのだから、スタッフ力やチームビルディングを、より強化しやすい状況にあります。
・「大きな会社にできないこと」を徹底していくのが、小さな会社のすべきことです。
・・・こんな序章から始まるのですが、「価格」よりも「お客様にとっての価値」に徹底的に目を向けることの大切さを説いていて、まさに今のプロパンガス業界、特に中小事業者に見習ってもらいたい部分なんですね。大手の安易な価格競争から一歩抜け出し、お客様に選んでもらえる価値を創り出す。
そして、その価値の一例として、なんとこの本の中に、あるプロパンガス会社の事例が載っているのです。
「-スタッフ全員がオシャレにデザインされたユニフォームを着て、楽しそうに町の清掃をする姿は、その地域の名物。表彰や取材もたくさん受けています。プロパンガスという、どこで購入しても差がない、ともすれば価格だけが契約の決め手になりがちなものですが、「うちは絶対にここ」と、地域の人気者になっています」
改正省令、三部料金制-価格のみに目が行きがちなところで、自社ならではの価値をいま創り、競合に差をつけていきませんか?そういう時代がもうすぐやってきそうです。
以上
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