LPG事業者支援PJ VOL.14
2025年6月号【2025.6.5配信】
-事業者の皆様に私(境野)ができること-
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みなさん、こんにちは😄境野です。本メールは、私が今までお会いしましたガス事業者様にお送りしております。
随時、要望に応じて送信先を加えておりますのでご承知おき下さい。
さて、今回の号では採用や定着率にお悩みの事業者の方に、是非とも紹介したいガス会社がありますので、ご覧頂ければと思います。
それともう一つは、今、業界で起こっているある問題を取り上げたいと思います。本件、各地の事業者の方々にヒアリングした結果と私の見解を交え、ご報告させて頂きます。
コネクトエネルギー – LPG事業者を支援するコンサルタント会社
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※不要な方、加えたい人がいる方はその旨、ご返信ください。対応いたします!
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VOL.14コンテンツ
▶️LPガスコーナー
🔴採用と定着に必要なソフトとハード
🟢商慣行是正とは別の、「ある賃貸集合住宅問題」について
▶️雑感コーナー
📖今月の書籍『持たざる者の逆襲』
▶️宣伝-7月25日、改正省令セミナーが開催されます!
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🔴採用と定着に必要なソフトとハード
「若い人を採ってもすぐに辞めてしまう」-こんな声がよく聞かれます。
圧倒的な売り手市場が成せる技かとも取れますが、いつの時代でも辞める理由の多くは「人間関係」。
それも「あの人が嫌だから」というのではなく、「かまってくれない」「放っておかれている」という理由が多いのではないかと思います。
職場における課題の多くが「コミュニケーション」。この問題意識を端緒として、「いっそ、全部の部署をひとつのフロアに集めよう」と新社屋を作られたのが、今回紹介する「富士酸素工業」さんです。
※写真など詳しくは下記、「Connect Business3」をご覧ください。
最初に訪問した時の衝撃が忘れられません。「なにこれ?ガス屋?」-ここにお連れした契約先の方々も皆同じ反応でした。



最先端のIT企業と見まがうような広々としたフリーアドレスのオフィス。個室ブースもふんだんにありまして、仕事環境の自由度の高さを感じます。
ワイワイガヤガヤと議論したい時もあれば、ひとりで個室で集中して仕事したい時もあります。そんな社員のふたつのニーズが十二分に満たされるフロア。
「今まで、違う部署が別々の建屋で仕事をしていたため、お互いの仕事に理解が及ばないところもあった。一つのフロアになったことで相互理解が高まり、コミュニケーションが活発になった」とのこと。
コミュニケーションという「ソフト面」を活性化させるために仕事場という「ハード面」を刷新した望月社長、まだお若いのに凄いなと思いました。
たまに「新社屋?そんなもの作っても一銭にもならないから」と言われる経営者の方もおられますが、その考え方は間違っています。
働きたくなるオフィスに優秀な若手が集うのです。環境の自由度こそが生産性を高めるのです。
これからの10年、20年を考えた時、新たなオフィスがどれだけ会社の価値を高めるか-是非、長期的な視座で新社屋建設、もしくは職場のリフォームを考えて頂ければと思います。
その1.褒める言葉、「さ・し・す・せ・そ」 – コネクトエネルギー
その9.定着率を維持するソフト・ハード対策 – コネクトエネルギー
🟢商慣行是正とは別の、「ある賃貸集合住宅問題」について
数年前から業界では話題になっていた話ですが、ここに来て再燃してきています。
某事業者が某不動産へガスを独占的に納入するという契約の中で、保安業務の担い手が見つからずに系列関係なく「委託お願い」の訪問を繰り返しているとのことですが、提示している価格が「50円/kg」とのこと。
・50円/㎏≒100円/㎥、その賃貸不動産の戸当りの平均使用量を3㎥と仮定すると、300円/月、3,600円/年
つまり、約3,600円/年で切替業務や24時間対応要の保安業務をやって下さい、という内容。
ある事業者の方にお聞きしたところ、「最低でも200円/kgは欲しいところ。それでも月に1,000円程度の儲けになるかならないか」とのことで、格安というより少し非常識な提示かと思われます。
契約の期間が迫り、「かなり焦っている様子」とのことでしたが、提示価格は相変わらず50円/kg。
単身者主体のワンルームが多い賃貸集合と思われ、入退去が高頻度で「開栓閉栓だけでも大変」との声も現場から聞こえてきます。
加えて、自前で携帯端末を準備して、しかも相手の保安レイアウトのソフトに結果を入力する事になるので、普段の保安業務と異なる入力になり、戸惑いも増えそうです。
・自社の配送・保安ですら人手不足でままならない
こういう状況の中で、
・自社の管理コストを下回る価格で、繁忙期には忙殺されることが容易に想定される業務
-これを引き受けるガス事業者が果たして存在するのでしょうか?
中には「配送員を遊ばせておくわけにもいかないから」という固定費回収の観点から引き受けられる会社もあると伺いましたが、現場の社員の方々がどれほどの苦労を強いられるのか、理解された上でのことなのでしょうか?
委託の依頼をしているその事業者の社員が、ある会社でこう漏らしたそうです。「我々も“やらされている”んです」と。
-価格の主導権がどうやら不動産サイドにあるようなことを匂わせたそうですが、結果的には「会社が自ら蒔いた種」。
蒔いた種の刈り取りは自助努力で行うべきかと思います。
📖今月の書籍『持たざる者の逆襲』

最近、YouTubeの「リアルバリュー」という経済エンターテイメント番組にハマっております。
ホリエモンこと堀江貴文氏、青汁王子と呼ばれた三崎優太氏、そして著者である連続起業家の溝口勇児氏の3人がチェアマンを務め、応募してきた起業家のビジネスを評価するという番組なのですが、チェアマンの一人である著者のコメントが的を得ていて鋭く、本を出しているというので購入した次第です。
その中で目を引いた箇所がいくつかあったのですが、彼の講演では若者からこういう質問が多いそうです。
「私は何がやりたいのか、何が好きなのか分からないんです。どうすればいいですか?」
これに対し、溝口氏は「夢や目標を見つける大事な方法の一つとして、「経験したことのないことを経験してみる」ことをお勧めする」と言及しています。
明確な夢や目標が見つからない人は、夢や目標が見つかる経験やその経験をするための行動が足りないのだと思う、と。
これは仕事や業務においても重要な示唆で、とにかく「若い人には様々な経験をさせる」ことが、まさに離職率の低下にもつながると思います。
「やったことのないことをやる“ワクワク感”」と言いましょうか、溝口氏いわく「脈拍が上がる経験」を積ませることが大事、と。
(私自身も、この「脈拍が上がる」ような仕事を、この歳になってもまだまだ見つけたいと、率直に感じました)
仕事も一緒で、「色々なことをやっていく中で、自分に合う仕事が見えてくる」-若い人にこそ、様々な経験を積ませてあげましょう。
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▶️宣伝-7月25日、改正省令セミナーが開催されます!
顧問を務めておりますタスクフォース21とプロパン新聞の主催で、「業界新秩序の構築へ」と題したセミナーを開催いたします。
時間:7月25日(金)14時開会(13時30分開場)
場所:鉄鋼ビルディング(南館)4階カンファレンス(東京駅八重洲北口徒歩2分、地下鉄大手町駅直結)
登壇:中川順一氏(タスクフォース事務局)/境野(コネクトエネルギーCEO)/松山正一氏(弁護士)/中田英穂氏(東洋計器常務取締役)/角田憲司氏(エネルギー事業コンサルタント)
それぞれ30分程度のプレゼンを行い、最後に登壇者によるパネルディスカッション、17時30分閉会の後は、来て頂いた方との情報交換の場と時間も設けております。
タスクフォース21の正会員様は無料、オンライン会員様は当日1名様無料、情報会員様は当日1名無料、追加1名様につき5,500円を頂戴させて頂きます。
申込み締切りは7月18日ですが、定員になり次第締め切らせて頂きます。
せっかくの対面の機会ですので、是非会場にお越し頂き、情報交換させて頂ければと思いますので、宜しくお願い致します!
改正省令セミナー「業界新秩序の構築へ」|プロパン新聞・タスクフォース21
以 上
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