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全国LPガス協会・山田会長🤝中野国交大臣

2025年4月15日、全国LPガス協会・山田会長から中野国交大臣へ、「LPガスの適切な流通に向けた要望書」を手交しました。
LPガス業界において、商慣行是正の機運が高まる中、無償貸与を強要する不動産業者が後を絶たない状況が続いており、そのため、不動産業界を管轄する国土交通省の今一歩踏み込んだ対応が必要不可欠であるとし、国交省の取組強化を、山田会長から中野国交大臣へ申し入れました。

左から全国LPガス協会・村田専務理事、同・高橋流通委員会委員長、同・山田会長、中野国交大臣、赤羽衆議院議員(公明党副代表・総合エネルギー対策本部長)、安江参議院議員(公明党・国土交通部会長)、下野参議院議員(公明党・団体局次長)、高橋参議院議員(公明党・労働局次長)、河野参議院議員(公明党・総合エネルギー対策本部事務局長)

-ここに至るまでの経緯

イーレックスの最終出社日、当時上司の荻原さん(元コスモ石油常務、現エバーグリーン・マーケティング常務)が「会わせたい人がいる」との事で、とある中華料理店でお会いさせて頂いたのが、公明党の河野義博参議院議員でした。荻原さんが後援会長を10年も務めているとのことで、「慶應の後輩に当たるから、縁を作っておいた方がいいよ」とのご配慮からでしたが、初めてお会いしての第一印象は気さく、かつ政治に対する真摯な姿勢、その場で意気投合したのを今でもはっきりと覚えています。
その場で荻原さんから、「彼はプレゼンテーションの名手だから」とご紹介頂き、「後援会でそのうち講演を頼みますので」とその場は終わりましたが、間もなくオファーがあり、25年9月24日「かわの義博国政報告会」にて30分ほど講演をさせて頂きました。

写真左からエバーグリーン・マーケティング荻原常務、境野、河野参議院議員

11月に入り、連載しているプロパン産業新聞の古見編集局長から連絡があり、「新春企画で、隔週で連載している橘川先生と対談しませんか」とのお声掛けを受け快諾、12月9日に新橋のとある会議室で対談させて頂きました。先生と90分にわたる対談をさせて頂いた中で、国交省の消極的な姿勢の話題が出ます。「あとは国会での質問があれば影響は大きいですね。地方議会では若干質問などが出ているようですが、国会で国土交通大臣に質問をすることで状況は一変するかもしれません。これは完全に運動論の世界になりますが」-この言葉が、私を動かす大きな原動力となりました。
自分に出来ることをやってみよう-そこで河野先生の「何かあったらいつでも言ってきてください」という言葉を思い出し、年末近くにお会いする約束をして参議院会館へ足を運ぶことになります。

河野先生にお会いし、私からはまず以下を申し上げました(要約)
・不動産会社の中には「無償貸与の強要」を行う者が少なからずいるものの、改正省令はあくまで液石法の範囲内、すなわちガス事業者のみが対象であり、不動産業を取り締まることは出来ない。
・つまり、この無償貸与行為を確実に全廃に持っていくためには、不動産業界にも規制を加えるべく、国交省の積極的な協力が不可欠。しかるに国交省の姿勢は消極的と言わざるを得ない。
-すると河野先生は経産省の知り合いに現況を確認された上で、「国会の中でなくとも、平場で何とかできると思います。少し時間を頂けないでしょうか」と言われて、この日の打合せは終わります。

2月の初旬、河野先生からお返事が来ます。「ご連絡遅くなり大変申し訳ありません。昨年末に担当セクションと協議検討を行いました。地道な作業になりますが、国交省に問題意識を高めてもらうために、一度要望の機会をセットしては如何かと思いますがいかがでしょうか?」-私からは、「是非、その線でお願いします」と回答申し上げたところ、「では、国交省で不動産業を管轄している不動産・建設経済局長と面談して要望書を手交する段取りといたしましょう。個社ではなく団体の方が受けやすいと思いますので人選お願いします」とのお返事を頂きます。そして私の方で「全L協の山田会長が適任で出席を要請します」とお答えしたところ、「ならば、国交大臣のところにも行きましょう」ということに。

そして河野議員の尽力により、4月15日に国交大臣にお会いできる運びとなり、全L協からは山田会長、村田専務理事、高橋理事、笠間事務局長、瀬谷保安・業務グループ長が、まずは公明党副代表で党の総合エネルギー対策本部長、元国交大臣の赤羽議員の部屋を訪れます。
赤羽議員はラグビー全日本高校選抜、山田会長は大分舞鶴高校で花園を制したフォワード選手ということもあって、最初はラグビーの昔話に花が咲きました。その良い雰囲気期の中で、会長から要望書を提出し、不動産業界に対する強い指導をお願いしたところ、「私からも不動産・経済産業局長にしっかりとやるように伝えます」との言葉を頂きます。

左から村田専務理事、河野議員、赤羽議員、山田会長、髙橋理事、境野

赤羽議員との面談後、国会議事堂へ移動、参議院公明党29控室にて、参議院国交委員会が終了するのを待ちます。
12時30分、中野国交大臣が入室され、山田会長より「LPガスの適切な流通に向けた要望書」が無事に手交されました。
山田会長、村田専務理事より、国交省の一層の協力の必要性をお伝えし、大臣からは「国交省として、しっかりと協力させてもらう」との言葉を頂き、散会となりました。

-LPガス協会のトップから国交大臣への要請。これ以上ない形での、国交省への取組強化の要請は、人と人の出会い、特に河野議員の尽力が無ければ成し遂げることは出来ませんでした。
ここにあらためて、河野先生に感謝の意を表したいと思います。