というのも、山形から東京への新幹線の中で目に飛び込んできた日経オンラインのニュースです。
「高市早苗首相が台湾有事に関し、存立危機事態に「なり得る」とした国会答弁を巡り、同趣旨の答弁案は含まれず、首相がその場で判断して答弁した可能性が強まった。
政府に質問主意書を提出していた立憲民主党の辻元清美参院議員が11日夜、X(旧ツイッター)で公開した」・・・。
・・・日経はいつから週刊文春になったのでしょうか?
自民党の批判しか出来ない立憲民主党の、しかも辻元氏程度の議員のXを取り上げて記事を書くとは、日経も落ちましたね。
共同通信まで「辻元氏はXで「あの答弁は首相の個人的見解で、官僚が書いたのではないことが明らかになった」と指摘した」・・・日本のマスコミ、大丈夫でしょうか?
じゃ、何ですか?官僚の答弁書を読まない首相が悪いと?いやいやその前に「首相の個人的見解」とか、いったい何を言っているのでしょうか?
首相の発言は「従来の政府の路線を踏襲している」わけで、撤回しないことは決議されているわけです。
なんか情けないですね。そもそも、中国の過剰反応をもっと批判すべきであって、日本国の報道機関の姿勢として間違っていませんか?
日本の首相が正しい見解を述べたことに、自国の都合、すなわち経済の大不況下の国民の不満を外に逸らせるために、過剰な反応をしている野蛮国家へ批判の矛先を向けるべきではないのですか?
特に政治的にどちらかに偏っているというわけではありませんが、国のために先頭に立って頑張っている人を殊更に批判する姿勢が許せません。
いま日本のマスコミがやらねばならないことは、世界に対して「中国の異常な行動に、日本が冷静かつ毅然な対応を取っている」ことを大きくアピールする、これに尽きます。
国際世論を味方につける。国が一致団結する時なんだと思いますし、批判するだけのマスコミも野党も要りませんよ。日本は今、冷静な対応を心掛けつつ、防衛力を高めるべきなんです。
小学四年生の時に、大東亜戦争でインドネシア戦線で戦ってきた、今は亡き叔父さんにインタビューした記憶があります。
先生からの宿題だったかと思いますが、「戦争を体験した人の言葉を聞いてきて」みたいな。バズーカを隣で打っていた兵隊さんが、砲弾が飛び交う中、気付いたら首が無くなっていたという、強烈な言葉が忘れられません。
「もう二度と戦争は経験したくない」と言っていた叔父さんが、「日本は軍事力を持つべきだ。永世中立国のスイスですら軍隊を持っている。自国を守る軍隊は絶対に必要なんだ」と。
もちろん、戦争放棄を掲げている以上、他国を攻める軍隊は絶対に持ってはいけません。
しかし、自国を守る自衛隊の防衛力を高めることは欠かせない。もう言うまでもないことですが、中国は軍事的挑発を平気でしてくる国です。
そして人の国には「靖国に参拝するな」等と平気で内政干渉をしてくるくせに、モンゴルや周辺国に平然と内政干渉している国です。
日本は戦争はしません、しかし、自分の国は徹底的に守る!そういう毅然とした姿勢を日本は取り続けるんだと、マスコミにはそういうところをこそ報道してもらいたい。切に願うところです。




