土曜日の日経、「プラス1」を楽しみにしてるんですが、今回の何でもランキングは「我が社に導入してほしい制度」。
第1位は週休3日。
大賛成です。そもそも、仕事がないのに無理やり出勤している、させている大企業、少なくないと思います。私が以前いた石油の元売り会社なんて合併を繰り返した割に人の削減もしてこなかったものですから、一つの部に副部長が5人いたりとか笑、いったい日々何をしているんでしょうか?ただでさえ、元売りの業務なんて限られているわけで。だったら休み増やしましょうよと。
さて、ファーストリテイリングが採用しているとのこと。但し、週4日勤務の場合は8時間じゃなくて10時間。「へー、いいね」と言っていた私に嫁が「待った」をかけました。「ということは、9-18時が9-20時になるってことでしょ?4日、家族との夕飯が犠牲になるよね?意味ないじゃん」・・・確かに。
この場合、週5勤務と給料は同じということですが、これで週休3日と言われても・・やはり、完全に同じ勤務時間で実現してもらいたいところです。週休3日の輪番制とか、同じ課の社員が隔週で取ってバランスさせるとか、やりようは色々あろうかと思います。ファーストリテイリング、離職率が高いようですが、もうこの辺、少し工夫が必要かと。
第2位が無料社食。
GMOインターネットグループは2011年から提供しているとのこと。専属栄養士がカロリーや栄養バランスを考えたビュッフェ形式の昼食やカフェがあるそうです。たしかグーグルも食事が全部無料でしたね。伊藤忠商事も朝食無料みたいな記事を以前、見たことがあます。これは有難いですよ、そもそも物価上ってますし、社員の福利厚生、削られてきましたしね。
「働き方改革」とよく言われますが、会社は経営者目線じゃなくて「社員目線」で考えねばなりませんね。国会議員に党目線ではなく国民目線が求められているのと一緒です。社員が何を求めているか、プレゼン研修でこの半年間の結果を集計したところ、特に若い社員の人たちがテーマに「こんな会社にしたい」を選び、
一番多かったのがコミュニケーションに関する内容
でした。「もっとコミュニケーションを取りたい」「社員旅行がしたい、社外でも交流を持ちたい」「支店間の意見交換の場を作りたい」等など。最近の若い人たちは、実は「会話」「対話」「交流」を求めていて、我々の世代が勝手に思い込んでいた若者像とは違う実態が浮き彫りになりました。
コロナもありましたしね、実は人と接したいのに、その機会が少なくなってきた。だから、その機会を増やしていくことも、これからの経営に求められることではあります。週休3日や無料社食、更年期障害休暇やフルフレックスなどの「制度」ももちろんですが、コミュニケーションの「機会」を作ることが身近な事でもっと重要なんじゃないかなと、考えるに至った次第です。

