高市早苗新首相のことです。総裁選の時の演説は心に響きましたね。『この人は本当に日本を、日本の底力を信じているんだな』と、力強く熱量の高い、圧倒的な演説。それはなぜかと言えば、
自分の言葉で話していた
これに尽きると思うんです。既存の一部メディアが懸命に「小泉進次郎が優勢」等と偏った報道をしていましたが、SNSでは圧倒的に高市氏の支持が多かった。後に出た年齢別の支持率では、30代以下の若い人たちが80%を超えていたということで、やはり分かりやすさだと思うんです。
始まった国会での答弁を聞いても、高市首相の話しぶりは非常に分かりやすく明快で、国民目線で話されているなというのがよく伝わってきます。それにしても酷かったのが「ヤジ」ですね、立憲民主党ですか、「恥を知れ」と言いたい。そもそも、国民の支持率がかつてないほどに高い新首相の所信表明演説です。皆が耳を傾けていたこの演説にヤジ、空気が読めないのでしょうか?
さて話が逸れましたが総裁選です。小泉進次郎さん、残念ながら彼の演説は「自分の言葉」に聞こえませんでした。なぜでしょうか?彼は「何かを見ながら喋っていた」んですよね。それを指摘された時も「大切な事なので自分で書いたものを読んだ」と言い訳されていましたが、大切な事なら何も見ずに記者団を見据えて話してもらいたかった。
私が契約先で行っております「プレゼン研修」でスティーブ・ジョブスのプレゼンを見せる箇所がありますが、彼は何も見てないんです。ずっと観衆を見て、観衆の空気感をも感じ取りながら話すんです。一方その対比で、国会でずっと官僚が書いた原稿を読みながら答弁する国会議員、非常に対照的ですよね。
「自分の言葉で話す」-それは熱意の差でもあります。分かりやすさに加えて、心に響く熱意。本気、本物の政治家が現れたんだと、若い人たちにも伝わったのだと思います。


