連日のようにマスコミを賑わせております、伊東市の田久保市長ですが、時が経てば経つほどボロを出しており、罪に問われるのは時間の問題かと思います。伊東市民の方々の為にも一刻も早い事態の収拾を望みますが、少しここで彼女が仕出かした行為について整理したいと思います。
まず、卒業をしておらず「除籍」であったことは認めたものの、「6月末に大学に出向いて確認して初めて分かった」-これがほぼ間違いなく嘘です。単位が取得できたかどうかは学生の最大の関心事であり、彼女は「かなり奔放な学生で、いつまで大学に通っていたか覚えていない」と言っています。
つまり、「単位が取れておらず、卒業も出来ない」ということは、学生の時に分かっていたはず。いや、分かっていないはずがない。しかし、ここで認めると、「卒業証書は貰ったのに、どうして除籍なの?そんなの初めて知った」という、強引なロジックに破綻が生じます。
そう、彼女は卒業証書を見せてしまっています、議長と副議長に。19.2秒も笑。東洋大学は「除籍になった学生に卒業証書は出さない」と公式に見解を出しました。当たり前です、卒業してないんですから。除籍は認めた、でも卒業証書はある、番犬弁護士の金庫に保管されている、と。
苦しいですね、かなり。議長も副議長もチラ見せされた卒業証書は、東洋大学のモノとはかなり違っていたと証言しています。しかも、週刊誌の取材で「除籍までの在籍証明書」を提出しています。卒業証書と共に金庫に保管されているという、除籍の証明書。除籍証明=卒業していない証明=卒業証書は発行されていない。つまり、「保管されているとされる卒業証書は、まず偽造」ということが言えます。
そして、このことを百条委員会で問われると、「文書で回答した通りでございます、以上でございます」を繰り返すばかりで、結局、卒業証書がなぜ出せないのか、検察に出すと言って出さなかったのだから、ここで出して欲しいという回答には、全く答えませんでした。当たり前ですが、これが証言の拒否と受け取られます。
もうここに至って、市長を信用することは出来ない、百条委員会はそう結論を下し、不信任決議案を提出しました。そして、市長は「議会の初日に不信任決議案を出され、審議が放棄される結果となりました」と、まるで議会に責任があるかの発言。これが事実と全く反することを、マスコミはもっと強く伝えるべきです。
不信任決議が出された場合、市長には選択肢が二つあります。辞職すれば、指名代理人が議事を進め、審議は滞りなく進むことを、事前に事務局から説明も受けており、市長が知らないはずがない。解散すれば当然、審議はストップする。つまり、
審議が放棄されたのは、市長が議会を解散したから
であり、不信任決議案が出されたからではない。これをあたかも議会のせいにしたうえに、解散して「市民に信を問いたい」と言いました。自分の信を問わずして、一体、市民に何の信を問うのでしょうか?
発言が嘘に塗れ、あらゆる質問に正面から答えようとしない不誠実さ、そしてあろうことか自身の問題から端を発した不信任決議に対し、真摯に対応してきた全議員を失職させるという暴挙。これが許されるのか、解散する権限を与える法に問題はないのか、とにかく本件、無意味な選挙戦に血税が投入される前に、警察と司法に動いて頂き、事態の速やかな収着を望みたい。
こんなこと、あっていいことではありません。