
某石油元売りで本社の課長やってた頃の話です。丸一日、会議で埋まっていた日が週に幾度かあったんです。役職者として顔を出すだけの他部署の会議とかも少なからずあり、しかも何も決まらない会議とかも結構たくさんありました🤣

ドラッカー曰く、
・会議には、成果をあげるものとあげないものの二つに一つしかないことを知らなければならない。
・会議は原則でなく例外にしなければならない。
当たり前ですが、最初に「何のための会議なのか」「何を決めるのか」、これをハッキリとさせておくべきなんです。会議を全て無くすことはできない、ならば
会議の生産性を上げること
これが大事ですよね。
ゼネラルモーターズを30年以上にわたって率いたアルフレッド・スローンが会議の生産性を上げる名人だったと、ドラッカーが言っております。
週6日のほとんどを会議にとられていた彼は、冒頭に必ず会議の目的を明らかにしていたと。あとは耳を傾けて、メモはとらずにわからないことを聞く以外は発言もしなかったそうです。でも、部屋に帰ってただちにメモを書いて、そのコピーを出席者全員に届けさせました。
メモでは結論と宿題を明らかにし、担当者と期限を示した
それらのメモは一つ一つが名文であり、スローンはこうして傑出した経営者となった、と結んでいます。
これが大事なんですよ。会議体の責任者が結果とやるべき事を具体的に明示する事。しかもすぐに。

契約先とやらせて頂いているプレゼン研修でも、経営者、責任者が「今日、発表した新規事業について、発表者は二週間後に具体化して報告すること」-こんな風に具体的に指示しないと、発表だけで終わってしまう。
ルーティンに埋没させず、新しい刺激を組織に与えるためにも、会議で決めたら「やる」。これが大事ですね。