
また電気とガスに補助金を出すとのことなんですが・・・。7月から9月の3カ月間で、内容としては

我が家で解説していきます。左が電気(エバーグリーン)、右が都市ガス(東京ガス)。ちなみに電力需要は夏と冬が多く、ガスは圧倒的に冬。
電気は去年の7月が485kWh、8月が578kWh、9月が471kWh。ガスは7月が21㎥、8月が18㎥、9月が18㎥。


で、計算するとこうなります。

・・・・・・・3か月合計で3,791円の補助金。何もないよりは、そりゃいいのですが・・・細かいところを突っ込めば、電気は夏・冬、ガスは冬でいいんじゃない?とかありますけど。



近くのオーケーに食料品を毎週買いに行くわけですが、体感で今まで1万円で済んでたのが1万3千円ぐらいになってます、物価高で。月にすると1万2千円の負担アップ。
食料品が月に1万2千円増えた中での月1,000円の補助。
意味なくないですか?物価高、考慮してます?
この電気・ガス補助金は23年1月に始まりまして、廃止と再開を繰り返し、今回の再開を含めた予算累計は4兆5,668億円。
22年1月に始まった石油元売りへのガソリン補助金と合わせますと、なんと11兆円。
前も触れたかと思いますが、能登半島地震での被害総額が2兆円。これだけの予算があれば完全復興が可能なんです。つまり何が言いたいかというと、
お金の遣い方、間違ってませんか?
「国家百年の計」のために政府と行政があるんじゃないんですか?民間がやる目の前の割引セールみたいなのやっててどうするんですか。
薄く広くやっても、経済効果ないんです。GDPの押し上げ効果もほとんどなかったじゃないですか。
11兆円もあったら、いくつ発電所が作れますか?まだ増大する社会保障に回した方がいいんじゃないですか?
すぐ消える、しかも感謝されない目の前の薄く広いお金、一方で未来の国民から感謝される集中的で重厚な施策。後者を考える政治家も官僚もいないのでしょうか。
膨大な予算があるなら、未来のために使って欲しいです。