廣川社長『最初にお会いした時から思っていたことですが、その組織や業界で何か新しいことが起こる時、必ずそこには境野さんが居ました。太陽光発電も燃料電池もそう、そして今回のLPガスの商慣行是正でも、先陣を切って私にインスピレーションを与えてくれたのは、やはり境野さんだったんです。それで久し振りにお会いして、境野さんから顧問をやらせて欲しいという話を受けたとき、私の中では断る選択肢は全くありませんでした。そこでまず、当社のコミュニケーションツールである「slack」に入ってもらったんですが、得難い情報がドンドン入ってきて笑』
境 野『何年振りかでお会いして、よく行かれる居酒屋で正和さんがお子さんの写真を見せて、「この子たちに何が残せるか、それしか考えてません」と言われたんです。その言葉には「広川グループをどうしていくか、どう成長させていくか」という経営者としての気持ちが反映されていた。そして経営幹部の方やガスの営業の方々にお会いして感じたのは、新機軸を打ち出していきたいという、社長のスピリッツが浸透しつつあるなと。この中に私が入り込んで、併走して多角的発展に寄与できるのではないかと感じたんですね』


廣川社長『僕が打ち出した令和7年の指針は“育てよう”なんです。「事業」・「人財」・「関係性」を育てよう、と。その意味で言いますと、新規事業の手伝いをして欲しいですし、やって頂いているプレゼン研修で若手社員の成長にコミットして頂き、さらに同じ志を持つ事業者さんと繋いでもらって良い関係性を作る、まさに境野さんは“育てよう”にドンピシャじゃないですか笑。広川グループの発展と成長のために、これからも外の風をドンドン入れていって頂きたいと思ってます』


太陽光発電の仕事で初めて出会い、陽気な若者というのが第一印象であった。が、会うほどに会社のことを想い、組織の成長に心を砕き、仕事に対する真摯な心が伝わってくる。MBAを取得したのも、経営能力の向上よりも人脈作りのためと言う。社員の気持ちに寄り添いながら、決して上からモノを言うことなく、あくまでも自発性を重んじる姿勢に、彼の人としての大きな成長を感じた。
会社は家、社員は家族-廣川正和
歴史ある広川グループの若き総帥の手助けになれるよう、精一杯尽力していきたい
境 野

創業1857年(安政4年)5月28日
1936年(昭和11年)設立
グループ代表:廣川正和
本社:広島県広島市西区楠木町1丁目9番10号
事業内容:食品、石油エネルギー、住設エネルギー、旅行事業、保険事業
関連会社:広川株式会社、広川エナス株式会社、株式会社HiroNichi、ヒロカワフーズ株式会社、株式会社エナスCS、株式会社野上石油店、有限会社トラベルボックス広島

番外編~飲みの席にて 作成:寺田取締役