地域に貢献すること

強引な勧誘、安値で売り込んで数カ月後に大幅値上げ、そういった消費者の信頼を失う行為が横行する地域でこそ、是非とも取り組んで欲しいのが地域への貢献活動。最近では自治体との防災協定、学校へのGHPの寄付などが目立ちますね。

ある会社は、毎日社員が会社周辺の道路を掃除したり、市町村のボランティア活動に積極的に協力したりと、様々な工夫をされています。

ガス事業者は地域密着の地場企業なわけですから、地域からは逃げられない。

だからこそ、もっと地域の為に何かをやって欲しい。それが一番の信頼醸成に繋がると思うんです。

・自社ビルの空いている階を料理教室等、地域住民に格安で開放する

・車の運転も困難になった高齢者のために巡回バスで見守りも兼ねた買い物の送り迎えをする

・地域主催のバーベキュー等でガスの貸し出し

などなど、若手の社員で知恵を出し合って、色んなアイデアをスモールスタートで具現化していって欲しい。

知多半島のとある会社は、石油の販売店からスタートし、今や多角化で様々な業態を数十店舗展開、地域に根差して「この会社に入りたい!」と就職人気企業になっています。社長の根底にあるのは「地域愛」-企業理念は「笑顔あふれる知多半島の未来をつくる」。そして会社の約束として掲げているのが、人財戦略、そして地域との調和。事業化の判断基準は、「知多半島に暮らす人たちの役に立つか、どうか」「知多半島に暮らす人たちが望んでいるか、どうか」、会社としてやらないのは、広く浅くの何でも屋、「地域特性」を無視したビジネス、「価格競争」とのこと。是非一度、目を通してもらえればと思います。