ガソリン10円がどれほど効果があるのか、電気・ガスの補助金がいかほどの効果があったのか、ちゃんと検証したんでしょうかね。
多分、してません。電気代が高い高い言われてますが、そもそもエネルギー自給率が13%くらいしかないんだから、電気を作る主要燃料は海外からの輸入に全頼りなわけですよ。原発が一部しか稼働してませんので、発電用燃料の7割が火力、すなわち石炭と天然ガスなんですね。石炭は主にオーストラリアから、LNGは主にマレーシアからで、これらの資源価格が戦争なんかの影響で高騰すれば、当然、電気代も騰がらざるを得ない。円安でもしかり。
そういう日本が置かれている基本的な環境をちゃんと国民に伝えて理解を得るのが国の大事な役割のはず。なのに、選挙が近くなると国民におもねるための薄いバラマキ、あまりにも知恵が無さ過ぎです。しかも薄すぎるのでおもねってすらいないことに気付いていない😠
電気代はここ2年で確かに騰がりました。
それでも、電気代の家計支出に占める割合なんて4%ぐらいなんです。
だから、月に1,000円、2,000円ぐらいじゃ有難みをほとんどの家庭が感じない。ところが、それをあまねく全世帯にバラまくと凄い金額になるわけです。
去年の9月までに投入した補助金は、
ガソリンで6.3兆円、電気・ガスで3.7兆円、合わせて10兆円ですよ、10兆!
能登半島の被害総額2兆円。これだけのお金があるなら、一気に能登復興に投入すれば良かったのに。残りの8兆円で最新鋭の発電所がいくつ作れたことか😔
本来、政治家も官僚も国家百年の計のもと、企業では到底できない長期プランを、税金を使って国の未来のために使う事を考えねばならないはず。
なのに、ほとんど効果がないと思われる、ただ目先のためだけに薄く広く財源をばら撒く・・官僚は政治家の国会答弁書の作成マシンに成り下がり、誰もこのことを憂えることなく、愚策が延々と続いていくのでしょうか。やれやれ・・。


