プロパン産業新聞・コラム連載中
2020FY
2回:「顧客のためになる」ことを思う-善政を布いた早雲【北条早雲】
3回:知恵と工夫−考え方を変えてみる-長篠の戦いにおける三段打ち【織田信長】
4回:知らぬうちに成長している我が子-姫若子と呼ばれた男の初陣【長宗我部元親】
5回:明るい大望を持つ-黒田長政の父への戦勝報告【黒田官兵衛】
6回:利で動くか信頼で動かぬか-厳島の戦いで毛利側についた村上水軍の義【毛利家】
7回:敵に回せば怖いと思わせる-関ヶ原における島津の中央突破【島津義弘】
8回:お金よりも人を残す-三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近と佐和山の城【島左近】
9回:専任を置くことの重要性-兵農分離という画期的な制度を生み出した【織田信長】
10回:敬意を持たれる戦いをしたい-家康を痛烈に罵倒したが、その義は徳川の士にも届いた【直江兼続】

▲直江兼続書状(写):新潟県立歴史博物館蔵。原本は存在せず複数の写本が知られている
11回:数ではなく、一つにまとまっているか-主君に心酔、一致団結の強さ【立花宗茂】
12回:クレームからファンになる🔗-中国大返し、ピンチをチャンスに変えた【秀吉、官兵衛】
★某大手都市ガス会社とその代理店。大晦日なのに実に見事な対応であり、見習うべき点が多々あった
13回:大局観を持ちたい-天才軍師の戦略眼【竹中半兵衛】
14回:スピード感を失うな-信長の強さの一つはその迅速さにあり【織田信長】
15回:的確な情報把握の大切さ-桶狭間の戦いにおける情報収集【織田信長】
16回:信頼を強める努力を-毛利元就の三本の矢【毛利家】
17回:本質を見極める-正徳寺の会見でうつけを装った天才を見抜いた道三【織田信長】
18回:尖った社員を大切に-少し変わった個性の持ち主は組織にとって必要【前田慶次】
19回:強い決意で店を続ける-毛利家を守った壮絶な決意【毛利家】
20回:貫けば周りが変わる-まずはお手本を。自らの倹約から着手した【上杉鷹山】
21回:会社を支える本物の社員-死地に送らねばならなかった友、家康も泣いた【鳥居元忠】
22回:己の生きざまを美しくする-負けると分かっていながら三成についた義の人【大谷吉継】

▲関ヶ原における大谷吉継の陣跡。わずか600の軍勢で1万5千もの軍勢を数度、山に追い返した
23回:寡兵をもって大敵を退ける-真田昌幸の戦略と小規模事業者の防衛策【真田昌幸】
24回:日本一を目指そう-真田、日本一の兵(つわもの)【真田幸村】
2021FY
25回:理念を継承する-行動は変えても基本理念は変えず親を敬う【北条氏綱】
26回:届けることの大切さ-配送という目立たないが大事な仕事【羽柴秀吉】
27回:技術革新は突然、起きる-鉄砲の出現によって戦いが一変【鉄砲伝来】
28回:異動で人は成長する🔗-秀吉に様々な経験の場を与えた信長【信長と秀吉】
★新電力時代、会社が初めて採用した新入社員が私の下で1年間、大きく成長し、エールを送るために書いた
29回:物事には表と裏がある-西軍有利の裏で動いた家康の策謀【メッケルと関ヶ原】

▲家康の背後、南宮山には毛利の大群、左翼には松尾山の小早川秀秋1万5千。布陣だけ見れば西軍有利の図である
30回:時代は不可逆転換点に来た-尊王攘夷から討幕へ【外圧で起こった明治維新】
31回:語り継がれる善い仕事を-地域における信頼関係の構築こそ全て【明智光秀】
32回:失敗を忘れない大切さ-敗戦後の姿を絵師に描かせた家康【三方ヶ原】
33回:尊敬し合える競争相手でありたい-憎しみではなく信頼を生む競争を【謙信と信玄】
34回:分け隔ての無さが人を惹きつける🔗-本物の実力と隔ての無い心が仕事を呼ぶ【島津義弘】
★Sさんがいつも行く会社近くの店で彼を囲んでの会合が不定期にあるのだが、この場でいくつかの名言が生まれている
35回:将来「こうなる」という強い信念を持つ-だいぶ以前から九州侵攻を意識していた【織田信長】
36回:名前は残る、その大切さをあらためて考える-有楽町はある武将の名から来ている【地名】
37回:馬上少年過ぎて、若手を前に出す-若手の機会を奪わないように【伊達政宗】
38回:苦しい時に行う改革は、必ず実を結ぶ-石高を減らされた長州は改革で蘇る【長州藩】
39回:最後に勝つ、その形を考えておく-戦う前に勝つ形を考えて準備しておく【黒田官兵衛】
40回:『迂直の計』を実現する行動様式-風林火山は神出鬼没の行動様式【風林火山】
41回:瞬時の決断と行動が組織を強くする-信長最大の危機の一つ、金ケ崎撤退戦【織田信長】

▲「金ケ崎の退き口」-浅井、朝倉勢に挟撃されようかという時、信長は迷うことなく逃げることを決断し生き残った
42回:新たな年の始まりにあらためて誓いたいこと-逆境を跳ね返す気概を【徳川家康】
43回:理念を共有できる傭兵を雇いたい-営業の外部委託は質で選ばねばならない【雑賀衆】
44回:補完し合う経営のかたち-秀吉と秀長の見事な役割分担【豊臣秀長】
45回:勇将ほど気を配る🔗-強い武将は情にも厚い【立花道雪】
★東海地区で数を伸ばしている事業者の会長になぞらえた。その人も情に厚く、社員を家族同様に扱っておられる
46回:「人」とする仕事、「会社」とする仕事-石油は会社と、LPGは人と商売【織田信長】
47回:利害を超えた公の心-他国の危機のために17度も三国峠を越えた【上杉謙信】
2022FY
48回:戦いには信義というルールがある-信義を守り、秀吉に愛された【小早川隆景】

▲「兄上、毛利は天下を狙わないことになっております」-秀吉を追撃することを兄に諦めさせ、結果として毛利家を守った
49回:取捨選択して真似ること-信長の良いところだけを真似た秀吉【信長と秀吉】
50回:不況時こそ人を切らず、成長へと繋げる🔗-人を雇うため無益の出費を省いた【池田輝政】
★ドラッカーの書で『不況時に雇用の維持を約束したからIBMは成長した』という箇所が鮮烈に記憶に残っており、例に挙げた
51回:一度辞めて戻った社員は大切に-一度は家康を裏切るも帰参して重用された【本多正信】
52回:企業努力ではどうにもならないことがある🔗-石高の削減で窮乏した【長州藩】
★市場価格が30円と高圧販売価格の倍を付ける異常事態。にも拘わらず「企業努力が足りない」という評論家の意見に反論
53回:小さくとも敢然と立ち向かう-秀吉の大群8万にわずか500で立ち塞がった【本多忠勝】
54回:勇気をもってリスクを取ろう-「リスク」の語源は「勇気をもって試みる」【大航海時代】
55回:どこの会社かよりも、誰に会えるか🔗-上杉景勝に男ぼれして仕えた前田慶次【前田慶次】
★もっとたくさんの出会いを求めて独立の道を選んだのかもしれず、少なからず人生でSさんの影響を受けている
56回:新たな市場を創れる可能性-イノベーションはガス事業者にも出来る【楽市楽座】
57回:他人(ひと)の為に尽くす心-信望厚い信親に従い、配下全員が討死する【長宗我部信親】
58回:親の子を想う心は尋常ならず-信親の死に錯乱し希望を失った【長宗我部元親】

▲四国を席捲した梟雄・長宗我部元親も、将来を託した嫡男・信親の死を前に全ての希望を失ってしまった
59回:永きに亘る低迷を打破するために-中小企業は大企業の在り方を真似るな【江戸時代初期】
60回:ここまで地域に愛されてみたい-時を超えて熊本県民に愛される加藤清正【加藤清正】
61回:高い倫理観あってこそのリーダー-戦国時代からあった法令順守と高い倫理観【武田信繁】
62回:不遇の時に本当の友情を知る🔗-信長に勘当された利家を励ました勝家と秀吉【前田利家】
★退職する際、送別会で泣いてくれた元部下がいた。上司には恵まれなかったが、部下には恵まれていた
63回:ガス協会には強くあって欲しい-わずか800で島津の大群に立ち向かった勇将【高橋紹運】
64回:後の世に残る経済対策を-20年の歳月をかけて信玄堤を完成させ、治水に成功【武田信玄】
65回:好機をとらえて動くことが大事-奥州の覇者決定戦、摺上原の戦い【伊達政宗】
66回:今年こそ願いたい「天下布武」-本意は、戦の無い世の中を作ること【織田信長】

▲天下布武の「武」とは「矛(ほこ)を止める」、すなわち戦の無い世の中を現出するのが信長の理念であった
67回:真田家のように立ち回れ-大国に囲まれながら巧みに戦国を生き抜いた【真田昌幸】
68回:難局に向かって突っかかる-井伊の赤備え、その真骨頂は「突っかかり」【井伊直政】
69回:本気で諫めてくれる人を大事にしたい-命に代えて信康を諫め、秀忠を守った【榊原康政】
70回:天網恢恢疎にして漏らさず-社会の公器たる電力会社の不祥事は言語道断【松永久秀】
2023FY
71回:人が育つ指示のあり方-ハッキリとモノ言わぬから部下が育つ【徳川家康】
72回:「一枚岩」であることの強さ-キーエンスが高収益なのは全員が一枚岩だから【関ヶ原】
73回:大きな仕事をする人は功を誇らない-大きな功績に関わらず誇らなかった【酒井忠次】
74回:立ち止まって周囲を注意深く見てみる-若き信長は半兵衛の策に陥る【竹中半兵衛】

▲半兵衛は物静かで風変りだったと伝えられているが、大軍の駆け引きで当時、彼の右に出る者はいなかった
75回:暗黙の「座」は健全な競争を阻害する-寺への攻撃は経済の自由化が目的【織田信長】
76回:戦力は集中投入して初めて意味を持つ-最近の日本企業の愚は逐次投入にある【織田信長】
77回:無欲であることの強さ🔗-地域の災害援助こそが本業と言い切ったある社長【竹中半兵衛】
★土砂崩れへの手伝いに「本業で忙しい」と言った社員に、「地域を守る以上の本業があるか!」と怒鳴った話
78回:人を活かす組織は永く続く-使えなくなったから切るような組織にしない【信長、家康】
79回:局地戦の勝利は大局観が無いと敗亡に繋がる-本隊が大敗では意味がない【佐久間盛政】
80回:真摯であるとはどういうことか、今一度考えたい-現場の責任はトップがべき【吉川経家】
81回:現場への心配りがどこまで出来ているか-現場の気持ちを熟知しているかどうか【羽柴秀吉】
82回:数に任せた慢心を突く-河越の夜戦は大軍に安堵した油断が大敗の切っ掛け【北条氏康】
83回:型の異なる補佐役を大きな目的の下に置く-軍事と内政の絶妙なバランス【伊達政宗】
84回:自らを拘束する強い規制に意味がある-ブローカーの行為は委託者の責任【武田信玄】
85回:苦境に塩を送ることの大切さ-困ったときに寄り添い助けるのが真の友情【上杉謙信】

▲川中島で幾度となく死闘を繰り広げた両雄。いつしか二人の間には信頼に似た念が芽生えていた
86回:業界の信頼を揺るがす大手の「抜け駆け」行為🔗-協調を乱す抜け駆けはご法度【井伊直正】
★見本を示して「先駆け」をせねばならない大手が「抜け駆け」をすることに業界の問題点がある
87回:勝者が改ざんした歴史に惑わされない-勝者は己に都合の良い記録を残す【秀吉、光秀】
88回:物流を担う人たちへの待遇を今、考えたい-インフラを支える報酬が低い【秀吉、三成】
89回:商慣行是正の実行-その元年にあたって-人々に信頼される業界になるように【北条早雲】
90回:名を改めることで新たな決意と方向性を示す-社名変更は決意表明【織田信長・徳川家康】
91回:わざと嫌われ役を買って出た親の愛-子供がやり易いように悪役を買う親【黒田官兵衛】
92回:難事を引き受ける社員に大きな評価を-率先して難事を引き受ける【羽柴秀吉】
93回:相手の困りごとの解決は必ず益として返ってくる-give&give&give【早雲、信玄、信長】
2024FY
94回:継続は力だが、その力は皆様から頂いている-連載5年目を迎えるにあたって【織田信長】
95回:ダイバーシティの本当の意味を考える-女性の管理職比率を上げれば済むのか【織田家】
96回:説明責任を果たせぬ者に信は置けない-子育て支援金という名の実質的増税【北条氏康】
97回:サルバドルサーガ(救世主の物語)🔗-仲間を救うために犠牲になった男【鳥居強右衛門】
★「朝、生きて 昼、生きて、夜、生きて 今 生きてる そんなあなたを愛してる 偉い偉すぎる」-元気が出る歌
98回:一人きりでしゃがれても染めてゆく-群れずに、大事な話は一人で【羽柴秀吉】
99回:組織に欠かせない「米」のような人🔗-あの人にもう一度会いたい【丹羽長秀】
★紳士でバランスの取れた番頭さん、癌を患い闘病の末に亡くなった。部下の方の涙を見て、私も泣いた
100回:必要なのは強い覚悟と行動🔗-情熱を持ち、覚悟を持ってやり遂げる【織田信長】
★100回の発行日が2024.7.2で改正省令の施行日にあたり、流通政策室長の日置純子氏に対談を申し込み、快諾頂いた
101回:時代が戦い方の変化を促している-古き慣行という呪縛から自らを解き放つ【鉄砲伝来】
102回:新たな転機とイーレックスへの感謝-良い会社で今でもお付き合いは続く【藤堂高虎】
103回:死のふは一定、しのび草には何をしよぞ-題を「自由化を超えて」に変更【織田信長】
104回:将来の優良顧客を失う愚は、もう犯すまい-設備費用は「真のゼロ」にしなければ【織田信長】
105回:理念の面での一致団結こそが本物の強さ-何のための是正なのかを全員で理解【石田三成】

▲石田三成は配下のひとり一人に、関ヶ原の戦いの意義を説いていた。兵は彼によく懐いていたと言われている
106回:老齢になっても出来る人には立ち続けて欲しい-今の年寄りは昔よりも若い【朝倉宗滴】
107回:先鞭をつけることに大きな価値がある-他社ではなく、自社の問題である【山内一豊】
108回:アドバイスより共感で応える-夫に求めているのはアドバイスではなく共感【織田信長】
109回:不祥事の責は任命者にある-不祥事の当事者よりも、任命した者に大きな責任【黒田如水】
110回:大手事業者の慢心の隙を衝け-中小事業者は是正を武器に立ち向かって欲しい【島津家久】
111回:買収企業を良く見抜く-手放すにしても買収企業をよく見極めた上で【毛利元就】
112回:握力よりも脚力を高めよう🔗-会社にしがみつく握力より外に出る脚力が大事【戦国時代】
★最近の社員は会社にしがみつく握力ばかりが異様に強くなって外に出ない-大阪のガス会社の友人が嘆いていた
113回:覚悟と姿勢と信念と-我が進むべき道はこれ他なしと、自らに運を定めるべし【上杉謙信】
114回:話さない漢(おとこ)の美学-話して欲しかったとも思うが、彼等らしい【藤堂高刑】
115回:恐れずに進言することで信頼を得る-恐れず粘り強く、正しきことを説く【伊奈忠次】
116回:様子見が続けば用済みになる-様子見で参陣が遅れた大名は所領を没収された【伊達政宗】
117回:呼び方に意地を張る-会社から借りた肩書で呼ぶのは親しい人に失礼【上杉、武田、北条】
2025FY
118回:起業した想い-地域を超えて繋げられないか🔗-良い点を吸収、共有し合い成長を目指す【戦国大名】
★同一地域内での争いよりも、離れた地域での合従連衡を目指して、共に成長していこう。その想いで起業した
119回:ストリクトな時代の中で-締め付け過ぎて活力を奪うような行政であって欲しくない【武家諸法度】